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鍵穴殺人事件

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鍵穴殺人事件
メーカー:シンキングラビット
発売日 :1983年
ジャンル:アドベンチャー
機種  :PC-88,PC-98,FM-7



※画像はPC-88版です


1955年9月4日
あなたは殺人予告を受けたキルズ・ウィルコック氏の護衛の為に、ロンドン警視庁から派遣され、郊外にある彼の別荘に来ています。彼は今、2階の書斎に、そしてあなたはその部屋に通じる唯一のドアの前で殺人者の手から彼を守るべく、予告時間の午前0時が来るのを待っています。

そろそろ時間です……。時計を見ると11時59分。

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「あと1分か……、何もなければいいが」
とその時、部屋の中から“バン”というピストルの音と共に悲鳴と人の倒れる音がしたのです。あなたは急いでドアを開けようとしますが、鍵がかかけてあり、開きません。とりあえず鍵穴から部屋の中をのぞきました。するとそこには……。


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「大変だ!主人が倒れている…」
ゲームは、2階の書斎の前から始まり、鍵穴から中をのぞくと倒れているウィルコック氏を発見。

鍵がかかった部屋の中で起きた密室殺人…。プレイヤーは、護衛としてこの屋敷に派遣された刑事「ケン・ウィンストン」になり、この事件の捜査を開始します。


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まずは、屋敷内を探索し、事件が起きた書斎の鍵を見つけましょう。コマンドは動詞+名詞で入力。移動はテンキーで方向を指定します。


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「主人の死体が無くなっている!」
ようやく見つけた鍵で書斎の扉を開ける。しかし、そこにあるはずの死体は、どこかに消えてしまっていた…。

死体消失というまさかの展開。
事件の捜査はここからが本番です。


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屋敷内を探索して証拠品集め。事件の手がかりを探します。


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容疑者を尋問。屋敷内にいる人物を呼び出して話を聞くことができます。証拠品を突きつけて反応を見ましょう。

事件発生時にこの屋敷にいたのは、秘書、メイド、客、コック、使用人、主人のウィルコック、そしてあなたの7人。犯人はこの中にいるはずです。




推理アドベンチャーの先駆けとも言えるゲームですね。用意された舞台で目的の物(証拠品)を探すだけでなく、その証拠品を登場人物に見せて相手の反応をうかがうところが面白い。登場人物との対話も重要で、それが推理の判断材料となり、事件解決へと繋がっていきます。マイクロキャビン版「ミステリーハウス」のような宝探しを目的としたゲームからの進化を感じさせてくれました。

このゲームが発売されたのは、私が親戚の家で初めてパソコン(PC-8001)に触れた頃。発売当時は全く知らなくて、パソコン雑誌を読み始めてからシンキングラビットの過去作品として紹介されていたのを見て知りました。その時に掲載されていたのは、鍵穴から死体が見える場面のグラフィック一枚と簡単なゲーム内容の説明だけ。それで当時の私は「鍵穴からのぞいた状態だけで事件を解決に導いてしまうアドベンチャー」だと勘違いしていましたw (タイトルからもそう思ってしまった)



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