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LORD MONARCH (ロードモナーク)

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LORD MONARCH (ロードモナーク)
メーカー:ファルコム
発売日 :1991年
ジャンル:シミュレーション
機種  :PC-98,FMTOWNS



※画像はPC-98版です


見た目のかわいらしさと
プレイした時の楽しさがとけ合って、
難しくて面白いゲームに!


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マップ
プレイヤーは4つある国の中の1つを操作。期限内に他国を滅ぼして、大陸を制覇するリアルタイムシミュレーションです。

決められたマップを順番にクリアしていきます。各マップに与えられる期限は3200日。最初のマップ「君主たちの継承戦」では、北西にあるGREEN国がプレイヤーの国です。

それではプレイ開始!


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ゲーム画面
最初にすべき事は、自国の村を増やす事。といっても、部隊(ユニット)が勝手に動いて村を作ってくれますから放置するだけです。但し、税率が高いと部隊の動きが鈍くなるので注意。

村を作るにはお金が100必要ですが、スタート時に5000持っています。ここは思い切って、税率を0%にしてみましょう。これは部隊の動きを活発にして、村づくりのペースを上げる為です。税率は画面左にある「%」のアイコンから変更可能。変更後に「GO」のアイコンをクリックすれば、再びキャラが動き出し、時間が経過していきます。

ちなみにアイコンコマンドには、マップ全体を見渡す、ゲームの進行速度を変える、各国のステータスを見る、他の国と同盟を結ぶ等もあります。


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王様
城にいるキャラがGREEN国の王様。他国の部隊に攻められて王様がやられてしまうとゲームオーバーです。

村が増えてきましたね。もう少し放置したら他国へ進攻を開始します。


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各国のステータス
税率0%のおかげで、村の数が他国の3倍~4倍になりました。とはいえ、資金が残り少なくなってきたので、税率を10%に戻します。


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南のRED国に進攻開始!
橋を渡ったところにある柵が邪魔で進めないので、近くにいる部隊をクリックして「柵を壊す」を指示。あとは部隊がその場所に行って柵を壊してくれるのを待ちます。


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部隊がRED国になだれ込み、自国の村へと塗り替えていきます。


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RED国の王様を撃破!
ちなみに相手国をほとんど占領してしまえば、放置しているだけで王様を倒してくれます。


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そのまま反時計回りにWHITE国へ進攻しても構いませんが、部隊に「橋を作る」を指示してここに橋を架け、東のBLACK国に進攻!


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BLACK国にも部隊が流れ、自国の村へと塗り替えていきます。


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BLACK国の王様も倒して、ここまで自国の占領面積を増やしました。あとはこの勢いでWHITE国を滅ぼすだけです。


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WHITE国の王様を倒してクリア!
1000日前後でのクリアを目指しましたが、1120日と少し時間が掛かってしまいました。クリア時の残り日数に応じて、次のマップで繰り越し日数が加算されます。(3200日に追加)


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そして次のマップへ…。




状況が逐一変化していくリアルタイムシミュレーション。テクノポリスには「和製ポピュラス」なんて書かれていましたが、発売当時はまさに新感覚ゲームだったと思います。

「ブランディッシュ」もそうですけど、この「ロードモナーク」からだったかな?PC-88ではプレイ出来ないファルコムのゲームが出てきたのは…。(ドラスレIVは別として結構ショックだった…)リアルタイム系への苦手意識から、手が出なかったせいもありますが、発売当時の高校生時代は、PC-98を所持しておらず、プレイしたのは数年後でした。

驚いたのはファルコム10周年記念作品だというのに、ディスク1枚(ユーザーディスクを含めて2枚)だった事。オープニングなどのビジュアルシーンが当たり前になり、ディスクの枚数が増えていった時に、しかもファルコムの作品でこれは本当に少ない。ゲーム性重視の木屋さんらしい作品ですね。一応、ドラゴンスレイヤーシリーズの7作目という位置付けになっているみたいですが、ドラゴンは登場しません。

操作はシンプルですし、キャラ(部隊)がちょこまか動いている様子や、大陸が自国の色に染まっていくのが楽しい。私は難易度が上がってきたところでやめてしまいましたが、ハマる人は時間を忘れてプレイしてしまうゲームですね。

このシリーズは未プレイという方は、一度プレイしてみてはどうでしょうか。序盤のマップなら税率さえ気をつければ、たまに指示を出すだけでほとんど放置でも勝利出来ますし、そのあいだにコツが掴めてくると思います。



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2 Comments

VGX-AA  

分岐点

…むぐぅ、RTS一般まで拡大するときりがないので、ロードモナークをメインになんとかまとめてみたい。

一般的なRTSの仕様として、ユニットの視界が及ばない範囲は「戦場の霧」で不明瞭。偵察隊を派遣するか特殊能力で視界と情報を得る必要がある。
そして、RTSといえば施設の建設とユニットの生産、ユニットのマイクロ操作。単純な操作量と局地戦の優劣でそのまま押し込まれることも多々あるので、中々戦略単位での発想を投影させることは難しい。
#良くも悪くもEゲームとしてスポーツ化

一方、ロードモナークはマップと情報が明瞭であり、簡略化された操作により戦略を純粋に投影することが可能なのが特色である。
これは後世のRTSにも類を見ないロードモナークならではの仕様、寧ろロードモナークという一つのジャンルとして完成している。

>税率を0%
王様アタックを多用するので、不在0%状態が多いですね。
大規模な作戦行動の直前に帰還して30%、資金がまとまったら出撃して0%。
敵国の村を破壊するのは勿体ないので、いきなり敵城に突撃して王手。
#目安として5倍以上かな、拠点防衛で進路確保するとスムース
敵村を一気に自国村にするのが楽しいです。

ともあれ、ロードモナークが端緒となってRTSが国内で発展する…ということはなく、ファルコムの異色作として記憶されるに留まるのはなんとも惜しい。

2021/11/10 (Wed) | REPLY |   
shami

shami  

コメントありがとうございます!

それまでのウォー・シミュレーションといえば、ターン制でしたからね。「ポピュラス」の影響を受けたとは思いますが、国内ではこの「ロードモナーク」がリアルタイムシミュレーションの先駆け。そういう意味でもシンプルを目指したのではないかと思います。

「バイブルマスター」や「緋王伝」など、時代的にこの頃からリアルタイム系のゲームが増えてきたような気がします。そういえば、中学生時代に買ったファミコンの「ナポレオン戦記」が、私にとっては初のリアルタイムシミュレーションになるのかなぁ…w(他にもあったかも)

2021/11/10 (Wed) | EDIT | REPLY |   

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