THE SCREAMER (ザ・スクリーマー)

THE SCREAMER (ザ・スクリーマー)
メーカー:マジカルズゥ
発売日 :1985年
ジャンル:ロールプレイング
機種 :PC-88,X1
199X年、数年に渡る異常気象による食糧危機が人類を襲った。世界の国々が皆一様に被害を受けていたが、食糧の9割以上を輸入品に頼っていた日本の状況は悲惨だった。政府は国民の飢えを、科学の力で解消すべく、富士山麓に遺伝子工学研究所BIAS(バイアス)を中心とした科学都市を建設した。
しかし、期待した成果をあげる前に、第三次世界大戦が勃発。BIASは閉鎖されてしまう。飢えと不安は、破壊と殺戮を呼び、多くの人間が死んだ。そして、多くの絶望と悲しみと、スラム化した街を残して戦いは終わった。
廃墟と化した科学都市には、BIASだけが静かにそびえ立っていた。閉鎖された無人のBIASの中で、狂ったコンピュータによるでたらめな遺伝子操作の繰り返しと、シールドの外へ漏れ出す放射能が、異様な怪物を次々に生み出していることを知る者はいなかった。かつては人類の力と科学の象徴であったBIASは、悪魔の棲む塔と化していたのだ…。

BIASには怪物ばかりでなく、狂ったアンドロイドが走りまわり、様々な電子防御装置が罠を仕掛け、放射線や毒性ガスの汚染が、人間の侵入を拒絶している。怪物の首には懸賞金がかけられ、各地の命知らずがBIASを目指した。BIASの機能を停止させることができれば、一生かかっても使いきれないだけの賞金を手に入れることができる。しかし、その方法は誰も知らない…。
モンスターや防御システムの罠によって命を絶たれる者の、断末魔の叫び声がBIASの暗闇にこだまする。生きながらえて気が狂ってしまった者、僅かな賞金と引き換えに片足を失った者もいる。それでも彼らはBIASの暗闇に挑んだ。

暗闇の中に叫ぶ世紀末のハンター達、彼らはいつしかこう呼ばれた…
「ザ・スクリーマー!」
この舞台設定だけでもワクワクしてしまいますね。マジカル・ズゥといえば、「黄金の墓」や「ムー大陸の謎」といったアドベンチャーゲームを思い浮かべますが、PC-88ユーザーならこのゲームではないでしょうか。1985年に発売された近未来(今では過去になってしまいましたが…)を舞台にした3DダンジョンRPG。私がパソコン雑誌を読み漁り始めた頃に発売された作品で、舞台設定とグロテスクながらもリアルで美しいグラフィック、そしてRPGであったことから、当時憧れたパソコンゲームの1つでした。

BIAS探索の拠点となるビーストシティ。富士山麓に建設されたかつての科学都市。

BIAS内部は3Dダンジョン。電子防御装置によって仕掛けられた数々の罠が存在し、遺伝子操作と放射能によって生み出された怪物たちが徘徊している。

グロテスクながらもリアルで美しいグラフィック。ちなみにキャラクターデザインなど、グラフィック(原画)には漫画家の東本昌平さんを起用。(漫画本付き)
PC-88ユーザーになってからもプレイする機会はなく、今現在も憧れのゲームという状態です。去年「ラプラスの魔」をプレイし、その過酷さから3DダンジョンRPGは当分遠慮したいと思っていましたが、そんな気分もようやく癒えてきましたし、このゲームをプレイせずにいるのはもったいない!もったいなさすぎる!というわけで、プレイ日記にしながら「ザ・スクリーマー」に挑戦してみようと思います。
それでは、クリア出来るかわかりませんが、暫くプレイ日記にお付き合いください。

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