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Elthlead (エルスリード)

魔軍侵攻!
時に忘れ去られし古より、邪悪な力がよみがえる
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Elthlead (エルスリード)
メーカー:NCS
発売日 :1987年
ジャンル:シミュレーション
機種  :PC-88,MSX2,X1



※画像はMSX2版です



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東の王にて、闇の魔導師ボーゼル、彼は魅入られ、その力を駆使し、闇の軍団をよみがえらせてしまう。そしてその力は、近隣諸国を次々と侵食していった。

一方、エルスリード王にして、光の魔術師ジークハルトは、彼方にうごめく闇の力を感じ、麾下の騎士団と共に、闇を撃つべく立ち上がった。

戦 端 は 開 か れ た !


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エリアマップ
光の魔術師・ジークハルト(ライトサイド)となって、闇の軍団の侵攻を阻止し、闇の魔導師ボーゼル(ダークサイド)がいるヴェルセリアの城を落とすことが目的です。

まずは、自軍の兵(マーカー)の配置から。左下の城がライトサイドの本拠地(エルスリード)ですから、その周辺のエリア(黒い枠)に配置します。マーカーは、ファイター、ライトナイト、ファルコンナイト、グランディーノ、アーチャーの5種類。耐久力や機動力など、それぞれに特徴があります。


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配置が終わり、自軍のフェイズ(ターン)になったら、3つのサブ・フェイズ「増援」「移動」「魔法」を順番に実行していきます。

1ターンごとにマーカーを増やしたり、魔法を使用することができるわけですが、エリアマップの町は増援、遺跡は魔法に関係しており、占領している数が多いほど、増援数や使える魔法が増えます。

増援時に自軍のマーカーだけが存在するエリアは占領となり、敵軍に取られるまで占領状態は続きます。マーカーを移動させる時は、町と遺跡を優先して占領する事を心掛けましょう。


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魔法
攻撃、防御、転移、復活、そして一発逆転を狙える召喚などがあります。

魔法の実行が終わると戦闘フェイズに移行。両軍のマーカーが同じエリア内に存在した場合、そのエリアで戦闘が始まります。(存在しない場合は相手のフェイズへ移行)


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戦闘フェイズ
配置は自動で行われ、イニシアチブ(先制権)はランダムで決まります。

自軍はライトナイト、ファイター、アーチャーの3部隊。対する敵軍は地竜系のボーンディーノのみ。ちなみにファイターとバーサーカー、ライトナイトとダークナイトといったように、ライトサイドとダークサイドそれぞれに、同等の能力を持つマーカーが存在します。


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攻撃する、または攻撃されると小さなウインドウにキャラが表示され、剣を振るなどの演出があります。

ただ、被ダメや与ダメは表示されない為、あとでマーカーにカーソルを合わせて残りHPを確認するしかありません…。


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別のエリアでは、ライトナイト&ファイター vs ウイングナイト&バーサーカー になりました。

どちらかの軍が壊滅、または撤退すると戦闘終了となり、他にも両軍が存在するエリアがあれば次の戦闘へ。無ければエリアマップに戻り、次のフェイズに移行します。

というわけで、このような手順を繰り返して進めていくゲームです。


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ホワイトドラゴン
召喚の魔法で呼び出せるドラゴン。戦闘では圧倒的な強さを誇りますが、召喚の成功率は低く、仮に成功してもこの世界に留めておけるのは一時のみ。(勝手に戦ってくれる)

相手にもこれに対抗するダークドラゴンが存在します。




光と闇の攻防を描いたファンタジー・ウォー・シミュレーション。戦略のエリアマップと戦術の戦闘マップが存在しますし、当時で言えば、信長の野望と大戦略のちょうど中間くらいに位置するシステムのシミュレーションゲームになるでしょうか。

ファンタジーの世界観だからマーカーの特徴をイメージしやすいですね。内政コマンドは存在せず、ユニットの成長(レベルアップ)もないというシンプルなゲーム内容。魔法の存在が良いアクセントになっていたと思います。ただ、序盤の戦略がまずいと敵軍の侵攻を止められず、ジリ貧状態になってしまう等、普通に難しいのが…。(一応、難易度は選べます)

このゲーム、すぐに敵が進軍してきて、次から次へと戦闘になります。プレイしたのは中学生時代の「三國志」や「信長の野望・全国版」など、光栄のゲームにハマっていた頃。その影響から序盤は内政に励んで、頃合いを見計らって相手を攻めるのが当たり前になっていたから、この違いに戸惑ったのをおぼえています。あと、マウスを持っていなかったからコントローラーでしたけど、当時はカーソル操作でプレイ出来るのも新鮮でした。

それはともかく、NCSのシミュレーションは、ここから「ガイアの紋章」「ガイフレーム」と続き、そしてラングリッサーのシリーズに繋がっていったと思うと感慨深いですね…。



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PC-98の「エルスリード戦史」は、この「エルスリード」と続編の「ガイアの紋章」を合体させ、新たに再構成したもの。その中に収録されているエルスリード・モードがこのゲームに相当しますが、ユニットや魔法の数が大幅に増えています。(他にガイアの紋章のシナリオ30本とコンストラクション・モードがある)

X68000の「ヒストリー オブ エルスリード」についてはわかりませんが、時期的に考えてPC-98版と同じ内容でしょうか?


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