Ys - Ancient Ys Vanished Omen (イース)

Ys - Ancient Ys Vanished Omen (イース)
メーカー:日本ファルコム
発売日 :1987年
ジャンル:アクションロールプレイング
機種 :PC-88,PC-98,MSX2,X1,X68000,FM-7,FC,MKIIIなど
※画像はPC-88版です
冒険者の少年アドル。彼はプロマロックの港町で、呪われた国エステリアの噂を耳にする。海を隔てたその国には、「悪魔の塔」が姿をあらわし、魔物が出没し始めたという。
高まる好奇心に突き動かされ、アドルはエステリアへと向かった。おかしなことに、エステリアに向かう船はみんな、嵐にあって海のもくずと消えてしまう。アドルが乗った船も例外ではなく、エステリアを目前に嵐の海に沈んだ。
気が付くとアドルは見知らぬ砂浜に漂着していた。他のどの国にも見られない、硬玉まじりの白い砂。彼はここが、自分の目指していたエステリアであることに気づいた…。

砦の町ミネア
エステリア漂着後、港町バルバドの人たちに助けられたアドル。彼はその後、この国で起きている異変の謎を解明する為、北の町ミネアを訪れた…という場面から始まります。
パソコン版の説明書には、ミネアの町に辿り着くまでの様子が詳しく描かれていたんですよね…。しかし、発売当時にプレイしたファミコン版はカセットだけ借りて説明書は読まなかったし、私が最初に買ったイース、PCエンジン版はバルバドでのエピソードは描かれていない。Windows95の「イースエターナル」をプレイするまで、港町バルバドの存在を知りませんでしたw

占い師のサラ
ゲームの目的は6冊のイースの本を探すこと。そのイースの本の存在をアドルに伝え、それを集めるように依頼したのがサラです。
イースに登場するキャラで思い出すのは、コンプティークで連載していた羽衣翔さんの漫画「イース」。原作無視とも言える大胆アレンジで、キャラ設定もめちゃくちゃでしたけど、あれはあれで好きでしたw
もっとも漫画版イースに限らず、当時あったパソコンゲームのコミカライズは、どれもそんな感じでしたからね…。ちなみにソーサリアンのコミック版では、「暗黒の魔導士」のシナリオを担当されていました。(シナリオごとに描く漫画家さんが違っていた)

草原
戦闘は言わずと知れた体当たり。半キャラずらしのテクニックを必要とし、シンプルながらもアクション性は十分です。
魔物を攻撃した時の「バシュ、バシュ」という効果音が、草原の曲と相まって、よりテンポ良く感じられますね。スクロールのスピードも速いし、アクションゲームは軽快さが大切だと思います。

神殿
サラにイースの本の一冊がここにあると言われて訪れる場所です。
ゲーム中に流れる曲、すべてが名曲と言えるイース。このアイテムを手に入れた時の曲も良かったですね。携帯電話の着メロが流行っていた頃、メールの着信音をこの曲にしていました。

ボス戦
通常サイズの敵より大きかった事から、ザナドゥのボスに対してよく使われたデカキャラという言葉。この頃になると当たり前になって驚きはなくなっていましたが、その分ボスの動きや倒し方に趣向を凝らしてありました。

フィーナ(左)
神殿の牢屋に捕らわれていた謎の少女。
出番は少ないながらもこのゲームのヒロイン的存在。実は彼女の正体は……って、知らない人はいませんよねw (レアはもっと出番が少ないけど…)

イースの本
フィーナ救出後、神殿のボスを倒して一冊目のイースの本を手に入れたアドル。しかし、アドルに本の収集を依頼したサラは、何者かに殺されてしまっていた…。アドルは彼女が残した言葉に従って廃坑へと向かう。

廃坑
イースとハイドライド3、どちらもダンジョンで自分の周囲だけが見えるスポット処理をしていましたが、そのやり方が違うというのを当時の雑誌か何かで目にした記憶があります。(技術的な面で)

インベントリ
装備品などのアイテムをグラフィカルに見せてくれるのが良かったですね。少しでもアイテム覧を埋めたくて、入手した宝石類は売らない、サファイアの指輪も返しませんでした。 (ごめんよ片目の男…w)

ヴァジュリオン
機種によってボスの強さは違いますけど、総じてこの廃坑のボスは強かったですね。(今回も7回くらい戦ってやっと倒せた)
大人気作となったイース。少数とはいえ、テクノポリスでゲームジョッキーを連載していた矢野健太郎さんのようにイースが嫌いという人もいました。その理由の1つは、ボスが倒せなくてクリア出来ないから。(逆に一日でクリアしてしまったからというのもあった)
廃坑のボスに挑む頃には、最大レベルになっており、装備も銀の装備までしか手に入らない。キャラの強化は限界に達している為、その状態でボスを倒せないとそこで詰んでしまうのです。
私もイースエターナルで、ダルク=ファクトの手前にいるボスが倒せず、ボス戦を50回くらいやり直した時は、「ふざけんな!」と思いましたからその気持ちよくわかります…。

ダームの塔
そして、残りの本を手に入れる為、様々なイベントが待つダームの塔へ…。
中学一年の時にプレイを熱望したザナドゥ。その熱がようやく落ち着いてきた1987年、再びファルコムのゲームを求めることに…。
ちょうどその年に、MSX2を買って念願だったパソコンユーザーになりました。これでパソコンゲームが遊べると喜んだのも束の間…
ファルコムよ、なぜだ!?
どうしてあの時、“ロムカートリッジ版”のイースを発売してくれなかったんだぁぁぁ!!!!(容量の問題か?コストか?)
その頃のファルコムは、ザナドゥ(MSX1版)、太陽の神殿、ドラゴンスレイヤーIV、ロマンシアなど、主にロムカートリッジでMSXのゲームを発売。だからMSX2専用のロムカートリッジ版も発売してくれると思っていたのに…。
最大の話題作イースをプレイ出来ないのはショックで、ベーマガやMSX・FANのイースの記事を眺めながら
やっぱり88だ!
MSXのディスクドライブを買うくらいなら思い切って88を買うべきだ!
そう強く思いましたね!
もちろん、思ったからといって買えるわけもなく、PC-88を購入したのはそれから一年半後。親戚から貰った高校入学祝いのお金で買ってくれと親に頼み込みましたw
さて、以前の記事にも書いた事ですが、PC-88版のイースをプレイしたのは2000年頃。レトロゲームショップの段ボール箱に入れられたジャンク品でした。結局、ダルク=ファクトがいるダームの塔の最上階に行こうとするとディスクアクセスが止まってしまい、クリアは不可能でしたが、中学・高校時代に熱望し続けたPC-88版をプレイ出来たのは嬉しかったです。
しかし、この間までラプラスの魔をプレイしていたから、イースの優しさがよくわかる…w イースのキャッチフレーズ「優しさ」とは、難しい謎解きがなく、すべての面でシンプルだった事だと思います。リアルさの追求や新システムの導入で、複雑かつ難しくなっていった当時のパソコンRPG。それを一度リセットして、新たな方向性を見せてくれた気がします。
ラプラスの魔のようなゲームには、また別の面白さがありますけど、難しいゲームばかりだと疲れてしまうし、色々なタイプのゲームで遊びたいですからね…。

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