太陽の神殿 ASTEKA II

太陽の神殿 ASTEKA II
メーカー:日本ファルコム
発売日 :1986年
ジャンル:シミュレーション
機種 :PC-88,PC-98,MSX2,X1,FM-7,FC,SS,Windows
※画像はPC-88版です
太陽の神殿、そして神々との交流を可能にする不思議な鍵にまつわる話を、私はユカタン半島の奥地の密林に隠れ住む少数部族から耳にした。彼等の遠い祖先は密林を切り開き、数々の神殿都市を築き上げた古代人達だ。
マヤ…私を魅了し続ける神秘のベールに包まれた謎の古代文明。遥か遠い昔、彼等の祖先は、なぜあれほど多くの神殿都市を築いたのだろうか。部族の人達は、神々が身近な存在だったからだと語ってくれた。
偉大な古代人達は、自分達の意思で自由に神々と遭うことができたという。いにしえの神官が、神々の国に通じる道への扉を開く時に使った、世界に一つしかない神聖な鍵。各地にある太陽の神殿は、その太陽の鍵を納めていた建物だったらしい。
太陽の神殿、そして太陽の鍵は、今も実在しているのか?マヤの後古典期文化で中心的な役割を果たしたユカタン半島最大の遺跡チチェン・イツァー。ここに鍵が隠されていたとすれば、何百年もの間、聖地として巡礼者が数多く訪れた場所であったのも納得がいく。
古代の人々が交流出来たという神々とは?
なぜ文明は滅びゆくのか?
そして人間とは?
太陽の神殿と納められた太陽の鍵を見つけることで全てが明らかになる。私はそんな気がしてならない…。

フィールド
実在するマヤ文明の遺跡「チチェン・イツァー」を舞台に繰り広げられる冒険ロマンです。目的はこの遺跡に隠された謎を解き明かし、太陽の鍵を手に入れること。
まずはこの移動シーンから。広大なフィールドマップを歩いて移動します。遺跡の建築物など、特定の場所に来ると、四角いワクが表示されて点滅。この時にスペースキーを押すとアドベンチャーシーンへ移行します。

アドベンチャーシーン
命令アイコンを使ってその場所を調査します。調べる、取る、押すなどのアイコンを選択すると、場面上にカーソルが表示されるので、対象物などを指定して実行。持ち物を使用する場合は、対象物の後にアイテムのアイコンを選んで実行です。(移動は方向を指定)
ひと通り調べたらフィールドに戻り、別の場所を調査するといったように、遺跡の中を行き来しながら進めていきます。

壁を押してみたり、手に入れたアイテムを置いてみたり…。遺跡に隠された仕掛けを1つずつ解いていくことで、太陽の神殿と太陽の鍵へ近づいていきます。
マヤ文明の遺跡「チチェン・イツァー」を舞台にした謎解きアドベンチャーゲーム。RPGのようなフィールドマップを歩き回る移動シーンと、当時は珍しかったアイコンによるコマンド入力が特徴です。
高校時代にプレイした時は、豊富なアイテムと難解な謎解きに悩まされ、途中でギブアップ。調査する場所が中心部に集中しているため、広大なマップはさほど問題になりませんが、厄介なのは手順やアイテムの使い方などを間違えるとクリア不可能になってしまう場面が数多くあること。取り返しがつかない状態になってもゲームは続くため、ハマったとわかりづらい場面だと、気づかずにプレイし続けてしまうのです…。後に解答が掲載された攻略本を入手してクリアしましたが、非常に難易度の高いゲームでした。
ゆっくりとスクロールしていくタイトル画面の背景と、そこで流れる静かで落ち着いた曲が、遺跡の荘厳さを見事に表現していましたね。2000年頃、もう一度プレイしてみようと、この「太陽の神殿」のアレンジ版が収録されたセガサターンの「ファルコムクラシックスII」を買いましたが、パソコン版の苦労を思い出すとなかなか手が出ず、未プレイのままになっています。

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ファミコン版、Widnows版のアレンジモード、セガサターン版、機種によっていろいろ違いはありますが、基本的にアレンジされたものは難易度が下がっています。但し、MSX2版は謎の追加によって、逆に難易度が上がっているようです。(Windows版はオリジナルと2つのモードを収録)
ちなみにファミコン版は、少年を主人公にして、ヒロインの少女も登場。キャラクター色を強めてRPG要素を加えるなど、大幅にアレンジされています。