野球狂

野球狂
メーカー:ハドソン
発売日 :1984年
ジャンル:スポーツ
機種 :PC-60,PC-88,MSX,MZ-1500,X1,FM-7
※画像はPC-88版です
まるでテレビの野球中継みたい!選手も、審判も、本当の試合みたいに動く。こんなゲームは初めてだ。僕だけのオールスター戦を組み立てたり、プロ野球チームと自分のチームを対戦させたりしたら、きっと面白いね。
タイトル画面に表示されている、一人用、二人用、観戦の中から好きなモードを選びます。今回は一人用(1 PLAYER)をプレイしてみましょう。


セ・リーグとパ・リーグの主力選手を集めたオールスターの2チームのみ。この最初から用意されている選手データを使ってプレイできますが、名前、打率、防御率といったデータを書き換えて、オリジナルチームを作成することも可能です。
懐かしい選手ばかりですね。子供の頃はプロ野球放送をよく視聴していたので、知っている名前が多いです。

プレイボール!

先攻ということで、まずはバッターの操作から。スペースキーを押すとスイングを行い、途中で止めるとバントです。走塁や盗塁といった走者の操作は、テンキーで行います。

外野へボールが飛ぶと、球場全体の画面に切り替わります。

チェンジ!
選手がベンチに戻ったり、ベンチから出てくる演出があります。

投球はテンキーを2回入力。最初の入力で球種、次の入力でコースとスピードを決めます。1から9までのキーを使いますから、81通りの投げ分けができますね。守備は捕球まで自動。その後の送球はプレイヤーが操作します。

ホームラン!
飛行船が飛び、電光掲示板に「NICE BATTING」と表示された後…

チアガールが踊ってくれますw
このような感じで9回までゲームを進め…

ゲームセット!
3-1で勝つことができました。
ハドソンの「狂シリーズ」の1つ、アクションタイプの野球ゲームです。見た目やアクション部分は、ファミコンの「ベースボール」と大差ありませんし、2チームしか存在しません。しかし、名前や能力といった選手に個性があり、データを書き換えてオリジナルチーム作成ができる。さらにコンピューター同士に戦わせる観戦モードも付いています。
MSX・FAN等でコナミの「激突ペナントレース」を使用し、読者からオリジナルチームを募集して、トーナメント戦を行なっていましたが、やろうと思えばそれと同じことがこの「野球狂」でも出来たわけですね。(ホームラン数や走力といったところまでは設定できませんが…)後に発売される「ファミスタ」「激ペナ」「ベストプレープロ野球」といった人気ゲームの長所を一足先に取り入れていた、まさに画期的な野球ゲームだったと思います。
とはいえ、私がプレイしたのは高校時代の1989年頃。その頃にはそれらの人気野球ゲームが発売されており、野球狂はほとんどプレイしませんでした…。でも、発売当時にプレイした方にとっては、名作として記憶に残る野球ゲームではないでしょうか。

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