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逐電屋 藤兵衛

本格派時代劇怪奇アドベンチャーゲーム
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逐電屋 藤兵衛
メーカー:BIT2(MSX2)/ナグザット(PCE)
発売日 :1989年(MSX2)/1990年(PCE)
ジャンル:アドベンチャー
機種  :MSX2,PC-98,PCE



※画像はPCエンジン版です


元禄8年、江戸。5代将軍・徳川綱吉による「生類憐みの令」は、庶民をおおいに苦しめ、江戸から逃亡を試みる者が続出した。彼らが目指したのは水戸領内。幕府に対して隠然たる権力を持つ水戸の御老公は、生類憐みの令を認めなかったのである。そこで新たに誕生したのが彼らを無事に逃がす“逃がし屋”なる裏稼業だった…。


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逐電屋 藤兵衛
逃がし屋の中でも、一度も失敗したことがなく、「逐電屋」なる異名を取る男。それがこの物語の主人公「逐電屋 藤兵衛」です。


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松尾芭蕉
伊賀出身の忍者で藤兵衛の師匠。世間には死んだと見せかけてある事件を調べている隠密。(史実上では前年に死んでいる)

ある日、藤兵衛の隠れ家に松尾芭蕉が訪れる。芭蕉から依頼された仕事とは、井萩屋(材木問屋)のお志津を水戸へ逐電させること。しかし、お志津は神隠しにあって行方不明中で、幕府の大物と手を組んだ謎の邪教集団が関わっているらしい。

水戸の御老公は、ひと足先に壬生弥一郎という腕利きにその邪教集団をさぐらせているようだが…。引き受けるか断るか返事をしぶっていると、部屋に置かれていたからくり人形が突然しゃべりだした!

「その男、すでに始末した」


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オープニングで首を斬られる壬生弥一郎

そして、この一件から手を引けというセリフを最後に人形は爆発。隠れ家を爆破された怒りから藤兵衛は、この依頼を引き受けることになる。(余計なコマンドを実行していると逃げる前に爆発してゲームオーバー)


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芭蕉と別れた藤兵衛は、井萩屋へ行ってお志津の調査を開始。

お志津が神隠しにあった時の状況を聞くとそれは奇妙な話だった。三日前に女中と二人で富ヶ岡八幡へお参りに行ったところ、突然お地蔵様のような石になり、女中が助けを呼ぼうとしている間に消えてしまったらしい。そして、その時に若い遊び人風の男とすれちがったらしいが…。

手掛かりを求めて富ヶ岡八幡へ。


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目明しひょう吉
目明し(岡っ引き)でありながら藤兵衛の裏稼業の片棒を担いでいる相棒のような存在。自称発明家でもある。

同じように神隠しのことを調べていたひょう吉から、お志津が消えた時に近くにいた平八という男の情報を得る。すでに平八が住んでいる長屋に子分を向かわせたようだが、まだ戻ってこないらしい。

不審に思った二人は長屋へ向かうが、おかしなことに誰もいなかった。しかし、長屋の入口に仕掛けられたまやかしに気付き、隠されていた入口から中へ入ると…


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そこには行方不明のお志津がいた。目が覚めたらここにいたと言っているが、どこか様子がおかしい…。彼女の足元には平八の死体があった。


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このお志津もまやかしだった!
まやかしを打ち破るとお志津の姿は消えて紙切れに…。どうやら隠れ家を吹っ飛ばした奴のしわざだったようだ。


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井萩屋に戻ってお志津の父親から話を聞いた後、水戸藩の佐々木に会う。彼の情報によるとお志津は邪教団の儀式に必要な存在らしい。また、その儀式によって江戸が消滅してしまうほどの災いが起こる恐れがあるとのこと。そしてその邪教団は、来留須という妖術を使う男がまとめあげているそうだ。

佐々木から当座の費用と武器をもらって調査を再開。死んだ平八は、南町奉行所の同心、竹居という男と付き合いがあった。ひょう吉の話によると、その男が神隠しの調べを打ち切りにしたのだという。藤兵衛は竹居が女と逢引きしている車坂下で待ち伏せる。


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変形の術を使って死んだ平八に変装。見事に竹居をだまして情報を聞き出す。(誰に変装するか選択します)

竹居は邪教団の一員だった。来留須の妖術「生霊寄せの法」でお志津がさらったこと、そして儀式には三人の娘が必要だということがわかる。


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突然、藤兵衛の影が死神の姿に変わり、竹居の首をはねてしまった。この来留須の妖術により、藤兵衛自身もピンチになるが、ひょう吉のおかげでどうにかこの場を切り抜ける。

その後、お志津の行方を調べていくうちに、第2、第3の神隠しが発生。儀式に必要だという三人の娘の共通点は?そして、来留須の正体と江戸が消滅してしまうほどの災いとは?

というわけで、藤兵衛の調査はまだまだ続きます。


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陰陽師の瑠璃
中盤から登場する藤兵衛の協力者です。




江戸時代を舞台にした怪奇ミステリーアドベンチャーゲーム。このPCエンジン版は、MSX2でBIT2から発売された「秘録 首斬り館 -逐電屋 藤兵衛-」からの移植になります。

歴史上実際にあった事件を絡ませたストーリーが面白いですね。コマンド選択タイプでスムーズに進みますが、いくつかゲームオーバーになる場面があって、難易度は少し高め。特に物語の後半にあるゲーム序盤に戻されてしまう理不尽な罠に注意です。(瑠璃に送りの呪文を教えてもらってから三田村の屋敷に入らないと戻れなくなる)

時代劇ものはあまり多くありませんし、そういう意味でもオススメのゲームですが、PCエンジン版はストーリーやグラフィックが大幅にカットされています。テクノポリスやMSX・FANに掲載されていたパソコン版の記事では、邪教団のボス・来留須の仲間に4人の強者がいて、藤兵衛と戦う場面が紹介されていたのに、PCエンジン版では登場せず、来留須が一人で実行したことになっていたのです。他にもいろいろカットされている場面があり、このゲームの魅力が半減していました。(当時、中古価格の安さにつられてPCエンジン版を買ってしまった…)

というわけで、グラフィックも綺麗なMSX2版をオススメしますが、PCエンジン版でもそれなりに楽しめると思いますので、興味がありましたらぜひプレイしてみてください。

ちなみにウェンディマガジンから18禁ゲームになったPC-98版「逐電屋藤兵衛 ~秘録~ 恥辱乃館」も発売されています。(未プレイなので内容の違いについては知りません…)



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PC-88でも発売予定でしたが、中止になったようです。



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