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PSYCHIC DETECTIVE SERIES Vol.4 Orgel (オルゴール)

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PSYCHIC DETECTIVE SERIES Vol.4 Orgel (オルゴール)
メーカー:データウエスト
発売日 :1991年
ジャンル:アクション
機種  :FMTOWNS,PC-9821,Windows,PCE,MCD



※画像はFMTOWNS版です


探偵・降矢木和哉は、人の心の中に潜入する能力を持つ、サイキック・ディテクティヴである。彼はこの力を利用して、複雑に交錯する事件を解決する。


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灼熱の音が響き渡る季節。うなるような暑さが、連日のように熱い吐息を吹きかける。蝉の鳴き声さえも暑さに消え入り、ただ汗の匂いだけが深呼吸している。俺の事務所も例外なく、この暑い腕に捉われていた。

女が二人、歩いていた。二人は季節に逆らうように、喪服を身に纏い、手には数珠を携えている。そして、陽炎に揺れる俺の事務所に消えて行った……。


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ある夏の暑い日、降矢木の事務所を喪服姿の女性、影藤智名子が訪れる。彼女の背後には、無表情の老婆が影のように寄り添っていた。

建築界の異端児、マテリアルの鬼才と呼ばれる影藤秀郷の妻であった。しかし、夫の秀郷は数ヶ月前に亡くなり、今はこの老婆と二人で暮らしているそうだ…。

智名子は長い沈黙の後、降矢木に二枚の写真を差し出す。


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一枚には着物を纏った美しい市松人形…


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もう一枚には五人の男女が写っていた。

この五人の中に、影藤家に代々伝わる市松人形を盗もうとしている者がいるという。智名子に人形を守ってほしいと頼まれた降矢木は、不可解に思いながらもこの依頼を引き受ける。そして、五人が招待されている、奇談亭(影藤家の屋敷)へと向かった…。


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桜沢加奈子(イラストレーター)
写真の左端に写っていた女性。奇談亭へ向かう途中の田舎道で出会う。奇談亭を題材にした作品を作るため、取材目的で向かっているそうだが…。

彼女の車に同乗して奇談亭へ。


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奇談亭
人里離れた山奥に建てられた洋館。智名子の夫、影藤秀郷の作品の1つ。

降矢木と加奈子は、老婆の案内で、用意された自分の客室へ向かった。


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降矢木の客室
奇談亭での情報収集は、ここを拠点に行われる。

奇談亭の構造を知るため、屋敷の中を探索していると、何時の間にか他の招待客たちが到着し、一同は居間に集まっていた。


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山田影一(撚糸工場経営)
写真の右端に写っていた男性。温和で礼儀正しい。影藤秀郷とはちょっとした知り合いらしい。


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加茂川宗尋(タレント)
写真の右から二番目に写っていた男性。見た目通りの軽い男。影藤秀郷から資金援助を受けていた。


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坂藤幸信(医者)
写真の左から二番目に写っていた男性。恰幅がよく、横柄な態度の男。影藤家の専属医だったらしいが、今はしていないようだ。


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菊岡みどり(大学生)
写真の中央に写っていた女性。顔に似合わず少女趣味。父親がこの奇談亭で執事をしていたそうだが…。

自己紹介が終わると、招待客たちは居間を離れ、それぞれの部屋へ戻っていった。

この中の誰が人形を盗もうとしているのか?
降矢木は客たちに警戒されないよう骨董品屋を装い、奇談亭と五人の関係を探る。そして、調査を進めていくうちに、加奈子とみどりを除く三人が、経済的に困窮している等、さまざまな事実が判明する。しかし、依頼人である智名子は、一向に姿を現さなかった…。(この情報収集がなかなか進展しなくてつらい…)

夕闇が迫る頃、さらに三人の人物が奇談亭を訪れる。


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羽柴奈緒美(左)と羽柴弘美(右)
この姉妹も智名子に招待されたと言っているが…。一切口を開かない奈緒美、常に姉の顔色を伺う弘美、二人の態度にはどこか奇妙なものがある。


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樋渡京介
降矢木が待っていた男。口は悪いが、アナリストとしては優秀。彼の登場により新展開を迎える。


招待客たちの真意が見え始めた頃、奇談亭に夜の帳が下りる。そして、客たちが眠りに着いた時、突然の轟音と共に地震が発生する。状況を確かめるため、屋敷の外に出た人々は、壊れた吊り橋と…

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目玉をくり抜かれた加茂川の死体を発見する!

ここから次々と起こる猟奇殺人。
そして、智名子と人形にまつわる悲しい物語が明かされる…。


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この場面の「この緊張感のない足は…」という、樋渡のセリフが大好きですw

こんな状況でも、降矢木と樋渡は余裕があるというか、皮肉を言ったり、軽口を叩き合う二人のやり取りが面白いです。そのおかげで、惨殺シーンでもニヤリとしてしまうのですが、グロ系が苦手な人は注意ですね。



データウエストのサイキック・ディテクティヴ・シリーズの四作目。コマンド選択タイプのアドベンチャーゲームです。依頼を受けて訪れた奇談亭で調査を進めるうちに、連続猟奇殺人が起こるというストーリーですが、このシリーズをプレイされた方ならご存知の通り、普通の探偵モノとは違いますから、殺人事件を解決することが目的ではありません。

フルボイス化
ユーザーからの要望に応えて、総量4時間以上という完全音声対応メッセージを採用。登場人物たちの会話はもちろん、「見る」を実行した時のメッセージ等もすべて喋ってくれます。同時に文字表示もしてくれるため、聞き逃してわからなくなるようなこともありません。しかし、音声のキャンセルが出来ないため、何度も同じセリフを聞かされることになるのがツライ…。

DAPSリプレイ
データウエスト独自のアニメーションシステム「DAPS」による演出をグレードアップ。さらにこの「オルゴール」から「DAPSリプレイ」が搭載され、ゲームクリア後は、映画を視聴するような感覚でストーリーだけを楽しむことができます。

ゲーム中盤までは根気が必要
奇談亭の移動可能な場所は30箇所以上あり、そのすべての場所をローテーションするように移動し、登場人物たちと会話したり、証拠品を探しながら進めていくことになります。フラグのきつさは、前作の「AYA」以上ですから、相当な根気が必要です。(インビテーションと同じくらいきつい…)

しかし、急展開を迎えるゲーム後半からは、それまでの停滞が嘘のようにテンポ良く進み、インパクトあるシーンの連続で、一気に面白くなります。そして、終盤はノンストップでストーリーが進み、そのままエンンディングを迎えます。(これがこのシリーズの真骨頂)

ストーリーは最高に面白いですが、ゲーム前半のブラグをここまできつくするのは勘弁してもらいたいですね…。今回もう一度プレイしてみて、当時よくクリアしたなと思ってしまいました。

でも、後半の畳み掛けるようなストーリー展開で、前半で苦労したことをすっかり忘れて、終わった時には「面白かった!」と思えてしまうのが、このシリーズの上手いところ。説明不足で少し理解しづらいところもありますが、サイキック・ディテクティヴ・シリーズ中で、ストーリーの面白さならこの「オルゴール」が一番だと思っています。

ちなみに音楽は斉藤康仁さんです。エンディング等で使われている曲「Opposite Love」の悲しく美しいメロディが、雰囲気に合っていてとても良かったですね。


フラグのきびしさは、当時のプレイでわかっていたので、残してあるセーブデータを使って、DAPSリプレイを視聴しながら記事を作るつもりでした。しかし、それで記事にするのもどうかと思って、25年振りにエンディングまでプレイ。そのおかげで、クリアまで約10日間、毎晩のように奇談亭の中を彷徨い歩くことになってしまい、さすがに疲れました。3回目は絶対にやりたくないですね…。今後はDAPSリプレイでストーリーだけを楽しむことにしますw



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7 Comments

はーりーふぉっくす雪の魔王編  

キタァーw
サイキック・ディテクティヴ・シリーズの最高峰「Orgel」
しかもうんず版とくれば、DAPSリプレイが何回見ても最高に楽しいw
9821版かWin版もプレイしたんですが、フル画面でのリプレイがなかった(と思った)ので、
やっぱりうんず版が一番です。※未発掘なので確かめられませんが。
このシリーズでは、Opposite Loveが一番好きです。いい曲ですよね。

2018/06/17 (Sun) 02:42 | EDIT | REPLY |   

カソリ  

ついに・・・

以前『AYA』のコメント欄で書いた通り、本作の登場人物「樋渡京介」から息子の名前をもらったバカ親です(笑)。姓名判断で画数がよくなかったので漢字は変えましたが……。

たしかにシリーズ中でもホラー色強めの作品ですよね。初プレイ時の中学生当時は、後半の惨殺シーンの連発を結構怖がってたように思います(今改めて見ると、おっしゃる通り「ニヤリ」なんですが)。

同一コマンドを複数回選択しないと進めないとか、フラグ立ては謎の厳しさでしたが、脚本は◎。そして斉藤康仁氏のBGM。CD-DA収録のおまけ曲は死ぬほど聴きました。

わたしはリメイク版は未プレイ。YouTubeなどでDAPSリプレイを視聴できますが、後半の心象世界のイメージがかなり修正されてて、なかなかイイ感じみたいです。

そしてゲーム内容とは関係ありませんが、なぜか印象に残ってるのが付属のマニュアル。装丁がお洒落で、表紙の手触りが妙によかった(笑)。

あと同シリーズで記事になってないのは『Memories』と『Solitude』くらいでしょうか? もし所持されてるのならレビュー期待してます!(勝手でスミマセン)

2018/06/17 (Sun) 07:17 | REPLY |   

shami  

コメントありがとうございます!

>はーりーふぉっくす雪の魔王編さん

お待たせしましたw
ストーリーが面白いだけに、DAPSリプレイがでの視聴が楽しいですよね。リメイク版は未プレイのため、オリジナルとの違いは知りませんが、迫力あるシーンを全画面で視聴できるのは魅力だと思います。しかし、あれだけ苦労させられる調査シーンが、DAPSリプレイだとあっさり終わりますね…w 視聴するのとプレイするのでは大違いだなと思いました。


>カソリさん

お待たせしました!なるべく早く記事にしようと思っていたのですが、フラグ立ての厳しさを考えるとなかなか手が出なくて…w
初プレイだと後半の惨殺シーンの連続に驚かされますね。でも、降矢木と樋渡のセリフのおかげで、怖いながらも笑えてしまうのが、このゲームの魅力かなと思います。(元山田さんを運ぶシーンとかw)あと、前半の調査シーンの会話が、後でニヤリとさせてくれるところも面白いですね。(坂藤にノックくらいしろと言われた降矢木が、樋渡にノックくらいしろと言ったりw)
ストーリーはもちろん、斉藤康仁さんの曲も良かったですね。今やプロミュージシャンですし、デービーソフト時代に「177」に携わっていたとは思えないくらいです。

残りの作品もありますが、Nightmareは「キャベツの千切りが終わらない!」しか書いていない気がするので、ゲーム内容をメインにした別記事を作ろうかなと思ったり…。(気長にお待ちくださいw)

2018/06/17 (Sun) 14:09 | EDIT | REPLY |   

通りすがり  

大好きでした

発売前の店頭デモから衝撃的で待ち遠しく、発売日が確か春休み期間中で、(高校)通学の定期が切れてたのに我慢できずにバスに1時間揺られ電気店に買いに行った記憶があります。春なのにプレイ中は夏の気分でした(庭に出るとセミの声とか聞こえましたしね)。

アンケートハガキ以外にもファンレター書いちゃうくらい好きなシリーズで、「内緒だよ」と店頭デモCD戴いたのも素敵な思い出です(そのくせ、後々店頭デモCD販売するようになっても高くて買いませんでしたが…)。

招待客が殺害されるようになってもわりと平然としてるのが可笑しかったり不思議だったりしましたが、物語を全部分かった上で見直すと「ああココはこういう場所だから二人の反応もこんなカンジになるのか」なんて分かったりするんですよね。

リメイク版はコンシューマ版同様に少しセリフやカットが追加されていたり(樋渡さんのシャワーシーンで覗いてるの気付かれたり)、CG部分が洗練されたカンジになったけど、テンポはオリジナル版のがよかったような気がします。ただ、同じセリフの音声反復無し、モノローグはテキストのみになって、遊びやすくはなっていたと思います(膨大なモノローグ音声カットは勿体無いっちゃ勿体無いですが)。

2018/06/20 (Wed) 15:38 | REPLY |   

shami  

コメントありがとうございます!

オルゴールの店頭デモCDとはまた見応えがありそうですねw
私も発売当時は高校生でしたが、その時はまだFMTOWNSを持っていなくて…。市内の中古ゲームショップでオルゴールを見つけて買ったのは1993年頃でした。(最初にプレイしたのは「ナイトメア」ですから)

終盤で明かされるまでプレイヤーにはわからないようにしていますが、降矢木と樋渡の二人は、自分たちがいる奇談亭がどのような場所かわかっているんですよね。だから驚きながらも余裕がある感じになる。まさにそこがこのオルゴールの面白さだと思います。

なるほど、リメイク版はそのような違いがるのですね。音声キャンセルができないことがフラグを厳しく感じさせている原因ですから、そこが違うだけでもかなりプレイしやすそうです。でも、モノローグの音声カットはもったいないですね…。(樋渡のシャワーシーンはカットしてくれていいのにw)

2018/06/20 (Wed) 22:50 | EDIT | REPLY |   

K  

Orgelのオルゴール

「Orgelのオルゴール」ってゆー代物もありましたねー。
まんまと買っちゃいましたけどww

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2028115

2018/06/25 (Mon) 22:06 | REPLY |   

shami  

コメントありがとうございます!

Orgelのオルゴール!
今はもちろん、当時でもレア品ですし、持っていらっしゃるとはすごいです!しかし、これを買ってしまうとは、このシリーズのコアなファンであること間違いなしですねw

2018/06/26 (Tue) 00:23 | EDIT | REPLY |   

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