パソコン美少女ゲームの記事はこちら「美少女ゲーム マイヒストリー」

アニマルランド殺人事件

動物たちの慟哭が、きみの魂をゆさぶる!!
animalland-msx_000.png
アニマルランド殺人事件
メーカー:エニックス
発売日 :1987年
ジャンル:アドベンチャー
機種  :MSX



君の住む町のずっと南の彼方に小さな島があった。その島の名は、動物たちの楽園アニマルランド……。ある日、この静かで平和な動物の村で殺人事件が起こった。被害者は、コンコン宝石店の主人、キタキツネのゴン吉である。通報を受けた君は、警察犬のおいどんと一緒に捜査を開始した。


animalland-msx_001.png
平和な動物たちの村で起こった殺人事件
コンコン宝石店の社長、キタキツネのゴン吉が何者かによって殺害された。心臓を銃で撃ち抜かれており、ソファーに座ったままの格好だった。第一発見者は、彼の息子である次男のココン。事件があった次の日の朝11時頃、宝石店を訪れた彼は、開いていた入口から中へ入った。そして、応接間で父親の変わり果てた姿を発見し、すぐに私のところへ通告したという。

事件の知らせを受けた私は、すぐに忠実な部下のおいどんを引き連れ、現場へと向かった。


animalland-msx_002.png
殺害現場である応接室から捜査開始。
右に表示されているコマンドに対応した数字キーを押して捜査を進めていきます。ちなみに画面左にいるコートを着た犬が部下のおいどんです。

被害者が座っていたソファーの下から、凶器らしき拳銃を発見する。床には金色の毛が落ちていた。さらにテーブルに置かれた「封筒」と「便箋の切れ端」を見つける。封筒の中には、くしゃくしゃになった半分破れた紙が入っており、「ペルーへ。もし、わしになにかあったらこれを警察へ。ゴン吉」と書かれていた。この「ペルー」という人物は、宝石店の店員だが、今は出張中でここにいないようだ。切れ端には「又」という文字が書かれていたが、あとは破れていてわからなかった。


animalland-msx_003.png
宝石店のガラスケースは壊され、すべての宝石が消えていた。宝石を狙った強盗殺人だろうか?しかし、店内のドアや窓にこじ開けた形跡はない。犯人はカギを持っていたか、顔見知りによる犯行と思われる。床にはメモが落ちていて「リンリン、タージ、コンタ」と三人の名前が書かれていた。

その後、書斎で机の引き出しと本棚の金庫を調べるが、どちらもカギが掛けられていて、中に何が入っているかはわからなかった。


animalland-msx_004.png
現場検証を終えたら捜査本部に戻り、被害者や関係者など、これまでの捜査結果をまとめる。

事件が起こった日、コンコン宝石店は休みで、犯人以外は誰が出入りしたのかわからない。今のところ手掛かりは、犯人が残したと思われる拳銃と金髪だけ。店のドアが開いていたというのも気になる。

もっと情報を集めなければなりませんが、第一章はこれで終了。各章が終わりには、続きからプレイするためのパスワードが表示されます。

というわけで、こんな感じで始まるゲームです。
それでは第二章以降の様子を簡単に紹介していきます。


animalland-msx_005.png
次の第二章は、コンコン宝石店の前にあるコンビニからスタート。店員のピョンコに聞き込みを行って、事件当日の夜の様子を聞く。


animalland-msx_007.png
捜査本部に関係者を呼んで事情聴取。
捜査で得た証言や証拠品を使って、相手からアリバイや情報を聞き出す。第三章では、宝石店の店員、ペルシャ猫のペルーやメモに書かれていたパンダのリンリン等、さらに登場人物が増えて、いろいろなことがわかってくる。


animalland-msx_008.png
ゴン吉の友人で、スナック「ドラゴン」を経営しているトラのドラクレ。彼の話によると、ゴン吉は「魚ハンティング」が趣味だったらしいが、三年前にぱたりとやめてしまったらしい…。


animalland-msx_009.png
居酒屋クマに入り浸って酒ばかり飲んでいるコアラ。元刑事だけあって犯罪心理に詳しく、するどい意見を述べて捜査の助言をしてくれる。しかし、事件の全貌がわかった気がすると言って、突然そこから我々に対する態度が豹変する。


animalland-msx_010.png
ゲーム終盤で訪れることになる迷いの森
広大な2Dマップを歩いて探索。アイテムを拾い集めて謎を解き、森の奥へ進んでいく。森の奥のとある場所には、今回の事件の重要な証拠品が隠されている。


平和な動物の村で起こった殺人事件を捜査するミステリーアドベンチャーゲーム。MSXでしか発売されなかったという意味では、貴重なゲームですね。動物たちを擬人化したディズニータッチの登場人物たちが特徴ですが、個人的には1984~1985年にテレビ朝日系列で放送していたアニメ「名探偵ホームズ」を思い出します。

当時のエニックスお得意の数字キーによるコマンド選択。移動場所が少ないわりに、意外とフラグ立てに苦労しますし、終盤の2Dマップも広くて迷いやすいため、難易度は高めです。すべてのコマンドを実行し、森はマッピングするくらいの気持ちでプレイする必要があります。

アニマルランド殺人事件といえば、誰もが驚かされたであろう、衝撃のエンディング。当時の広告に「このアニマルランドで起こったことは、決して誰にも話さないで下さい」と書かれており、このゲームは単なる犯人捜しではなく、エニックスがプレイヤーに問いかけるメッセージゲームであることが強調されていました。その内容については、書いてある通り語らずにおきますが、それは終盤からエンディングで明かされ、二重のドンデン返しになっているのです。

ただ、そのラストがあまりに唐突で、話の流れが強引に思えて納得できなかったというのが当時の私の感想です。これまでの設定はなんだったのかという気持ちにもなりました。しかし、どう思うかは人それぞれですし、こういう結末にするという発想は面白いと思います。

プレイしていない方にはわからない話になってしまって申し訳ないのですが、ぜひプレイしてこのゲームに込められたメッセージを受け取ってみてください。もちろん、ミステリーアドベンチャーとしても普通に楽しめますので。



アニマルランド殺人事件 | MSX | PC(パソコン) | 通販ショップの駿河屋


MSXのみ発売でエニックスのアドベンチャーゲームというだけあって、やっぱりプレミア価格ですね…。



4 Comments

ポプコムのカセットレーベル  

このゲームは発売当時は雑誌記事で見て欲しい欲しいと思いながらも結局買えなかった想い出があります。
今更ながらやってみたい気持ちにかられますね。

2018/05/17 (Thu) 22:44 | REPLY |   

shami  

コメントありがとうございます!

MSX・FANが創刊して間もない頃に発売されたゲームですね。発売当時はMSXを持っていなかったんですが、MSX・FANはほぼ毎月買っていて、私も欲しい欲しいと思いながら紹介記事を読んでいました。(それより先に本体を買わなくちゃならなかったんですけどねw)

納得できないところもあったけど、エンディングの発想は面白いし、良いゲームでした。

2018/05/18 (Fri) 20:17 | EDIT | REPLY |   

通りすがり  

これやってみたかったソフトです。
アレコレ買えるお年頃ではなかったしMSXとか売り場自体、オモチャ屋さんじゃなく電気屋さんてカンジで、なかなかお目にかかれなかった…。

ゲーム自体は結局遊べずじまいでしたが、後年、どういう経緯でノベライズされたかは分からないですが、文庫版を書店で見つけて買いました。こちらのレビュー記事を拝見する限りでは、オチは同じかもしれません。はー、そう来るかー、みたいな。

2018/06/07 (Thu) 11:35 | REPLY |   

shami  

コメントありがとうございます!

ファミコンと違ってMSXのソフトは扱っている店が少なかったですね。中学時代は西友か「メルバ」というパソコンショップのどちらかで買っていました。高校時代になると近くに中古パソコンゲームを扱う店ができたのでほとんどそこで…。

この「アニマルランド殺人事件」が本になっていたとは知りませんでした。ある意味ゲームより貴重かもしれませんね。まさにどんでん返しという意表をつかれるオチでしたが、話の展開に無理があるように思えて納得できなかったです。

2018/06/07 (Thu) 21:31 | EDIT | REPLY |   

Post a comment