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王宮騎士物語 テンプルマスター

24年前、テクノポリスを読んで、「欲しい!」と思ったソフトがありました。

王宮騎士物語 テンプルマスター

メーカーは日本コンピュータシステム。
当時の代表作はエルスリード、ガイアの紋章、ガイフレームのシミュレーションゲーム。
(私がやったことがあるのはエルスリードのMSX版くらいか…)
メサイヤのブランド名でPCエンジン等のゲームを発売していたところです。
こちらの名前なら知っている人も多いと思います。
シュビビンマンやラングリッサー等が有名ですね。


これが当時の紹介記事。

templemaster-01.png
テクノポリス 1990年4月号

ここ数ヶ月で特集して欲しいゲームの上位に君臨していたらしい。
覚えている人も多いのではないでしょうか。


アーサス地方にあるバラスという国。
この国が聖戦と称して、隣国を武力制圧し始めたとこから物語は始まる。
バラスには「インペリアル・ナイツ」と呼ばれる騎士団があり、彼らの力によって次々と領土を拡大。
最後に残ったティオリアは自国の騎士団「テンプルマスター」が国を守ったが、インペリアル・ナイツに敗北。
こうしてティオリアは滅亡し、バラスがアーサス地方を統一した。
しかし、テンプルマスターの卵たちは死に絶えていなかった。
まだ幼い彼らたちは、打倒バラスと祖国の復興を目指し、立ち上がったのである。

だいたいこんなストーリーのロールプレイングゲーム。


第5世代のRPGが誕生する!?
とあるように、記事には新システムの説明がありました。

フルタイムシミュレーションシステム
フィールドを移動中に敵と遭遇して戦闘画面になるのではなく、フィールド上に敵がいてそのまま戦う。
イースのようなアクションではなく、こちらが動かなければ敵も動かないとあります。

リーダーだけを動かして、残りのメンバーはそれに追随するディレクト&スーパーヴァイズモード。
メンバー全員を個別に移動させるディヴィジュアルオーダリングモード。
(なんだかすごいネーミングだと書かれている^^;)
プレイヤーはこの2つのモードを使ってキャラクターを操る。

ランダムミッションシステム
ストーリーは一本道ではなく、ランダムに展開していくとあります。
クエストの「どこで」「何を」「どうする」がランダムで決まり、その後の展開も違ってくる。
つまり、大筋のストーリーは存在するが、その過程にある小さなストーリーはプレイするたびに変わるわけです。



ライバルとなるインペリアル・ナイツも良さげでした。
キャラクターデザインはうらべすうさん。
5人しか紹介されていなかったが、15人いるとの事。
ちょうど週刊少年ジャンプで「BASTARD!!」が地獄の鎮魂歌編をやっていた頃で、私はこれに出てくる12魔戦将軍をイメージしてました。
(週刊では中断して季刊で再開って時だった気もする…)


このような記事を読んで欲しくなったわけですが、発売予定の機種はPC-98、PC-88VA、X68000、FMTOWNS。
PC-98は3月下旬発売予定で他は未定となっている。
しかし、当時の私が持っていたのはPC-88とMSXのみ。
いつかPC-98を買ってプレイしようと思い、この時はあきらめた。


それから4年後くらいに中古のPC-9801DSを購入。
ゲームショップへ行くたびにテンプルマスターを探したが、一度も見かけることはなかった。
PC-98を買う前も見たことがない…。

ちょうどその頃、何度か東京へ行く機会があって、向こうなら売っているだろうと探してみた。
(1994年~1996年頃です)

まず、東京の友人宅へ遊びに行った時に秋葉原へ。
パソコンショップを見れば中へ入ったが、どこにもテンプルマスターは売っていなかった。
結局、別のソフトを買って帰った。

Sweet Emotion MSX版 (ディスカバリー)

エロゲーである。(380円だった)

余談になるが、店内にいた時、外が騒がしくて何事かと思った。
すると「オウムが来た!」という声が聞こえ、店の外へ出てみると、白装束の人たちが数名…。
当時、ワイドショーを騒がせていた、オウム真理教の人たちでした。


翌年にも友人の所へ遊びに行った。
地下鉄サリン事件があった少し後で、改札口に警備員が立っていたのを覚えている。
また秋葉原へ行ってみたが、テンプルマスターはなくて、別のソフトを買って帰った。

亜紀子GOLD FMTOWNS版 (RED-ZONE)

エロゲーである。

ところが、家に帰ってやってみようとしたら起動しない。
CDのプレスミスなのか、中にデータが入っていないようでした。
20年前の事を今さら言っても仕方ないけど…
起動確認くらいしてから売ってくださいよソフマップさん!


同じ年か翌年に今度は代々木体育館へ行った。
渋谷駅まで徒歩で行ける距離だったので、日本マイコン流通センターの渋谷駅前店へ。
当時のパソコン雑誌によく広告が載っていたところです。
ビルのワンフロアに所狭しとPC本体やソフトが置かれていたが、ここにもテンプルマスターはなかった。
せっかく来たからと、別のソフトを買って帰った。

アラベスク ~少女たちの織りなす愛の物語~ FMTOWNS版 (フェアリーテール)
SEEK ~地下室の牝奴隷達~ PC-98版 (PIL)

エロゲーである。(あと2本くらい買ったけどタイトル忘れました)

ここで「沙織 -美少女達の館-」がプレミア価格になっているのを見て驚いた記憶がある。
あの「沙織事件」と言われている、万引事件がきっかけで発売禁止になったゲームです。
確か1万5千円前後で売っていて、ディスクサイズで値段が違っていた気がする。
(3.5の方が高かったと思う)
事件前に地元のゲームショップで中古を見かけた時以来でした。
ちなみに同じく発売禁止になった「ドラゴンシティX指定」はPC-88版を持ってました。

こうやって思い返すとエロゲーしか買ってないような…。
その後もテンプルマスターは見つからず、いつしか忘れてしまった。


それから10年以上経ったある日、ふとテンプルマスターの事を思い出す。
今の時代ならネットで簡単にみつかるだろうと検索してみた。

そして、ようやく知る…

このゲームが発売されなかった事を!

ムーンストーンやアンジェラス2のように発売中止になったソフトは山のようにあります。
しかし、これだけは知らずに数年間も探し続けていました…。
面白そうなゲームだっただけに残念です。
このエントリーのタグ: PC-98 NCS

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コメント
172: by DST on 2014/11/04 at 16:16:26

発売されて無かったんですかw

僕はメガドライブ中心だったから、発売中止のソフトはわかりましたが
PCだとそういう事もあるでしょうね
流通も各社いろいろで、複数ルートがあるでしょうから

思い出の発売中止というと、メガドライブで「XDR」というレビュー最下位ソフトを作ったユニパックの「フィルディアス~風の鎮魂歌~」
ユニパック消滅後にメサイアに企画が渡り、「ソーサルキングダム」として発売されましたが・・・・グラフィックが残念で「遊んでみたら悪く無いけど買ってもらうまでが」なデキでした
他は電波新聞社の「パワードリフト」
期待は高かったのですが、やはりメガCDでは無理だったそうです

173:コメントありがとうございます! by shami on 2014/11/05 at 23:54:49 (コメント編集)

発売中止なんて考えたこともありませんでした^^;
いくら探しても見つからないわけです…。

ソーサルキングダムはパッケージのデザインからして地味ですよね。
メガドラのRPGは大抵買ってたんですが、これはスルーしてしまいました。
逆に港のトレイジアはパッケージを見て雰囲気が良さそうだからと買ったゲームです。
途中で投げて未クリア&買って後悔でしたけど…。

175:うわ懐かしいタイトル! by ネオニートさん on 2014/11/26 at 01:43:41 (コメント編集)

このゲーム、16ビット機専用ということで、当時まだPC98のRPGというとPC88の移植が多かった中、めちゃくちゃ期待してました。

ゲーム誌の記事や広告には画面も載ってたので、開発は進んでいたと思うんですが、いったい何が原因で発売中止になったんでしょうねぇ。今となっては知る由もありませんが至極残念です。

ラストハルマゲドンのブレイングレイがリリースするはずだった妖怪変紀行と並んで、めっちゃ期待してたのに出なかったゲームとして、永遠に心に刻んでこれからも生きていくつもりです(笑)

177:コメントありがとうございます! by shami on 2014/11/26 at 20:33:55 (コメント編集)

妖怪変紀行、すっかり忘れてましたが、発売されなかった日本妖怪版ラストハルマゲドンですね!

他に発売中止ソフトといえば、堀井雄二さんの白夜に消えた目撃者をやってみたかったです。
ソビエト連邦ツアー中に起こる殺人事件だったらしいですが、どんなストーリーだったのやら…。

218: by on 2015/07/24 at 10:53:56

懐かしいですね、「王宮騎士物語テンプルマスター」。
以前、当時の事情を知っている方に話を伺った事があるのですが、メインプログラマーの方がプロジェクトを抜けてしまい、その人が作ったプログラムを他の誰も引き継げなかったため、開発中止となったようです。
当時は一般消費者向けソフトはPCからゲーム機に軸足を移しつつあったので、一から開発し直す訳にも行かなかったのでしょうね。

219:コメントありがとうございます! by shami on 2015/07/24 at 23:11:59 (コメント編集)

なるほど、そのような事情があったのですね。
仕方ないのでしょうけど、私も含め、テンプルマスターに期待していた人は多かったと思いますし、そのまま中止になってしまったのは本当に残念です。
貴重な情報ありがとうございました!

439:初めまして by raksahsa on 2017/04/30 at 15:51:44

懐かしいですね。
キャラの多彩さに絶対にパソコンが欲しい!と思わせてしまった高校生時代でした。

出来る事ならキャラの設定をもっとアップでみたいですね。

実家に眠っていた書籍関連を弟に廃棄されてしまったので、せめて画像だけでも残せないかと思っている次第です…。

440:コメントありがとうございます! by shami on 2017/04/30 at 22:20:22 (コメント編集)

初めまして、コメントありがとうございます。
面白そうなゲームだっただけに発売中止は残念でしたね…。

古いガラケーのカメラしかないものですから、記事の画像でご勘弁を…。その代わりに人物紹介を簡単に書いておきます。


バラス騎士団 インペリアル・ナイツ

バイラス・イエーガー
インペリアル・ナイツの総司令。国王フェリウス・G・ヴァシュタットとは親友でもあり、インペリアル・ナイツの指揮はすべて彼に任されている。その剣、魔法の腕前は国王に匹敵すると言われている。

カバード・ルーベンドルフ
炎の剣匠と呼ばれたエムリフ・ルーベンドルフの息子。そのすべてを焼き尽くす剣の前に誰もが脅えた。カバードもその技術を受け継ぎ、今では父親以上。熱血漢である。

レオン・アルタード
代々王家に仕える家系に生まれ、小さい頃からインペリアル・ナイツになるべく、訓練を受けていた。その英才教育のおかげで魔力はアルタード家歴代でもっとも強い。

ギザロフ・ドラサール
冥界の魔王と契約し、この世を支配しようとしていた古の魔法使い。ところが、その魔王すらバラスに支配されてしまったため、彼もその配下に落ちた。彼を見た者には死が訪れるという。

シーラ・スターリング
若き女剣士。その美しい容姿に匹敵するほど華麗な剣さばきは、見ている者を魅了する。彼女の剣を見切ることは、たとえ鷹の目をもってしても不可能といわれている。

テクノポリスで紹介されていたのは、以上の5人でした。

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